〈告発〉大阪の某クリニックの詐欺行為

 

大阪にて患者に詐術により有りもしない病名を仕立て、治療費をむしり取ろうとしたクリニックがありました。

その内容をここに告発します。

 

令和3年7月私は職場にて新型コロナに感染し、高熱は1週間ほどで収まったものの8月以降も37度超の微熱に悩まされておりました。

その間医療機関にはかかってはおりませんでしたが、やはり一度病院で診てもらうべきと考え、既にコロナ発症から1か月以上経っておりましたが、ウェブサイトでいろいろ探し、大阪の某クリニックに行きました。

電話すると「来てください!」との返事。

 

            

 

8月31日初診です。事前の電話では診察してあげると言われていましたが、実際は屋外でのPCR検査だけで追い返されました。

その日の夕方に某クリニックから電話があり陰性でした。

 

9月1日ようやく某クリニックにて診察。CT検査を受け、その結果肺炎だと告げられました。

医師の話では全治1か月から2か月とのこと。来週また来てほしいと言われました。

コロナから肺炎になり恐ろしいという思いと、ああやはりそうかという思いの二つがありました。

 

9月7日某クリニック受診。しかしただ胸に聴診器をあてただけでそれ以外の治療行為はなし。それで治るのか不思議でしたが、来週また来てほしいとのこと。

 

9月14日某クリニック受診。また胸に聴診器をあてられましたが今度は突然医師が、「あなたの呼吸をする力が弱い!と叫びだしました。

これはもう理事長(?)に診てもらったほうがいいとのことです。

医師の説明はただそれだけです。

患者という弱い立場の私にとって、医師の呼吸をする力が弱いという宣告は恐怖そのものであり、「はい、お願いします。」という返事をする以外、選択肢はありませんでした。

 

           

 

その時医師が繰り返し言うには、理事長の診察は人気で6か月待ちが通常であるが、あなたは若いので「特別に今診察できるよう理事長にお願いすると力説しておりました。

ただ医師が繰り返す「あなただけ特別に」という言葉が何か悪徳商法の常套句を連想させ、少しひっかかるものがありましたが、呼吸をする力が弱いという医師の宣告の前ではこれに従わざるを得ませんでした。

 

その場で問診票を記載させられ、これを持って○○(ある地点)に行くよう指示されました。          

 

 

              

 

 

陰惨な面持ちですぐに指示された場所に着きましたが、そこには看板等は一切なく、そこが何をしているところなのかさっぱりわかりませんでした。

ただその入口付近のカウンターに看護師らしき人がいたので問診票を手渡しました。

 

看護師に問診を受けてくださいと言われ、カーテンで区切られた場所に案内されました。

するとその狭いその空間には、マツコのような貫禄の良い女性(後でわかりましたが理事長夫人)が座っていました。

 

             

 

その女性は私を見るなり、顔をしかめながらいきなり「ああ、悪い!」と言い出しました。

私の体や内臓が悪いと指摘しているのだと思いますが具体的に何がどう悪いのかの説明は一切なく、ただ悪い、悪いと繰り返すだけで、まるで私の不安を煽っているようでした。

怪しさ満点でした。

 

そして続けて話すことは、男性の写真を見せながら「うちの理事長は東大の教授を患者に持っている(多分その男性が東大教授?)」、また元市長が写っている写真も見せながら、「ここの市長もうちの患者」等、理事長を褒め称える話が延々と続きました。

 

さらにうちの診察は本来6か月待ちであるが、あなたは「特別に」今すぐ診てもらえると強調しておりました。最初の某クリニックで力説されたフレーズと符合しておりました。

 

総じて問診は約10分ほどでしたが、結局私は「ああ、悪い」と言われただけで、後は理事長の自慢話ばかりでした。

 

       

問診が終わり看護師に別室に連れていかれ、パンツ一枚にさせられベットに寝かされました。

 

やがてその場に理事長が現れました。

 

 

                                                                                                             

 

〈告発〉大阪の某クリニックの詐欺行為 2

理事長はベットに横たわっている私を一目見るやいきなり「悪い!」と叫びました。

理事長夫人と同様、私の不安を煽っているようでした。

この理事長も胡散臭いことこの上ないです。

 

そして私の足のふくらはぎを押さえながら「痛いでしょう」と聞いてきました。

私は「痛いです」と答えました。

また同様に私のへその辺りを押さえてながら「痛いでしょう」と聞いてきたので、「痛い」と答えました。

 

その後理事長は私の耳たぶを妙にいじっていましたが、耳なので自分の目で見ることはできません。

そのため理事長が具体的に何をしているのかわからず、されるがままでした。

 

理事長のその行為は2分ほど続きましたが、再度理事長は私のふくらはぎやへその辺りを押さえてきました。

そして「今はもう痛くないでしょう」と聞いてきました。

確かに痛みは無いので「痛くない」と答えました。

 

 

この時、理事長は私に得意げに言いました。

これが秘術です」と。

思いっきりドヤ顔で・・

                                             

ただ秘術と言われても、そもそも肺炎を治療したい私が何故このような医療行為を受けなければならないのかさっぱりわからず、その説明を求めても「秘術」以外の説明は全くありませんでした。

何なの、この人・・・。

 

 

 

 

診察が終わり、しばらく待合室で待たされた後、看護師が私を呼びました。

そして「本来は2万円ですが、あなたは特別に1万円におまけします」と言い、1万円の支払いを求めてきました。

その請求についての内訳を記載した明細書等は一切なく、ただ口頭で1万円支払えとのことでした。

(って、ここはぼったくりバーですか・・・?)

               

 

 

さすがにこの団体に不信を募らせていた私は、「相応価格は支払うが、こんな異様な金額は払えない」とこれを断りました。

 

するとその看護師にまた理事長夫人の前に連れていかれました。

理事長夫人は「うちの理事長は東大の教授も患者にしている・・」と問診時の話を繰り返してきました。

埒があかないので理事長夫人に何が言いたいのか尋ねると、お金を支払えとのことでした。

私はこれを断り、その場を退出しました。

 

 

 

             

そしてそのまま某クリニックの医師のもとに出向き、この顛末の苦情を述べ、その説明を求めました。

私の苦情を聞いた医師は何も説明できず、ただ私が煩わしいと感じたようで「支払いはもう結構です」と言いました。

某クリニックの医師は、この団体の支払い請求を決定できるようでした。

 

 

翌日の9月15日、さすがに不信を抱いた私は所轄の保健所に電話を入れ、これらの話をしました。

そしてその担当者に教えられて初めてわかりました。

 

まず某クリニックが私に行くよう指示したところは、実は鍼灸です。

そして理事長とやらの正体は鍼灸師で、私にした行為はただの針治療でした。

 

           

 

思わず吉本新喜劇のようにコケた瞬間でした・・・。

 

        

〈告発〉大阪の某クリニックの詐欺行為 3

 

もうこんなとんでもないクリニックにとても行くことができないので(当たり前!)、転院することに決めました。

自宅からここは遠いと適当に転院の理由付けして、その某クリニックから紹介状とCTデータを入手しました。

 

9月21日〇〇〇〇〇〇病院に行き、某クリニックで撮ったCT画像を見せました。

すると、なんとそのCT画像を見て〇〇〇〇〇〇病院の医師が言うには「肺炎などどこにもない」とのこと。

えっ、肺炎じゃないって・・・。どういうこと・・・。

 

そうです、

 

完全にその某クリニックに騙されていたのです。

 

 

         

 

某クリニックはありもしない病気をでっち上げ患者の私を鍼灸に誘導し、この鍼灸院は秘術とかいう意味不明な行為を繰り返すことで私から何度もお金をむしり取るつもりであったのでしょう。

 

明らかな詐欺です。

 

 

 

私は某クリニックに紹介状を書いてもらっている間、その待合室で注意深く見ておりましたが、ある高齢者がそこの看護師にこの鍼灸院に行くよう指示されておりました。

もちろんそこが鍼灸院とは教えられずに・・・

 

私は強い意志を持ってNOと言いました。だから助かりました。

ただ意志薄弱な方や高齢者には、それが難しいのではないでしょうか。

そもそも患者というのは弱い立場なのです。

医師からあなたは肺炎だ、呼吸をする力が弱い、ああ悪い、などと言われれば、強い不安に襲われその言いなりに成らざるを得なくなるでしょう。

 

 

某クリニックとこの鍼灸院はそれを利用し、今も暴利をむさぼっているのです。

 

保健所の対応は・・・

保健所への相談

 

 

この某クリニックへの怒り心頭な私は保健所にこの事実を伝えました。

9月30日保健所としては治療行為に先立ち患者への説明義務を果たしていないという点で某クリニックとこの鍼灸院に話はしたようです。

 

 

後日公文書開示請求にて、保健所がこの時どのような話をしたのか、また某クリニック及び鍼灸院との間でどのようなやり取りがあったのか、その記録文書を入手しました。

 

文書を確認したところ、保健所が患者に説明義務を果たすよう伝えるも、某クリニック鍼灸院は「私にきちんと説明した」と言い張り、話は単純にそれで終わっておりました。

 

実際に開示請求した文書。文書中「(名前は伏せる)」と記載され、匿名希望のような扱いにされてしまっていますが、保健所には私は自分の氏名住所を名乗っています。

   

 

 

 

追及があまい・・・、とりあえず仕事やった感満載の対応・・・。

 

         



これ以降も保健所にはメール、電話、来所により、この事実については何度も話をしました。

ただ保健所は医療行為自体については判断できない、詐欺かどうかは警察の判断・・を盾として、それ以上のことは一切踏み込もうとはしないです。

 

もちろんそれはわかるのですが、監督機関として医師法違反の団体に何ら指導しないのはおかしいと何度も指摘するも、すべて暖簾に腕押し基本的に逃げの姿勢です。

 

 

 

保健所の対応は・・・ 2

医療広告については、広告することが禁止されている項目があります。

具体的には、

  • ①虚偽広告
  • ②比較優良広告
  • ③誇大広告
  • ④患者などの主観に基づく治療内容や効果の体験談
  • 公序良俗に反する内容の広告
  • ⑥その他
  • ア 品位を損ねる内容の広告
  • イ 他法/他法令に関する広告ガイドラインに違反

に該当するものです。

              

 

〈参考〉医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針
(医療広告ガイドライン)   000927804.pdf (mhlw.go.jp)

 

 

ところが某クリニックと某鍼灸院は、そんな規制はお構いなしに、これに余裕で抵触する記載をしたウェブサイトを堂々と作り上げ、インターネット上に掲載しています。

 

このアウトローっぷりはさすがです。

 

所轄の保健所にこのウェブサイト上の違法広告につき2度にわたり指摘しましたが、何か月経っても変化なく、今なおこのウェブサイト上の違法記載は掲載された状態です。

 

私の申告に対し所轄の保健所が一体どんな対応をしているのか気になり、この対応について情報開示請求しました。

 

これが開示された文書です。

 

  

 

   

        

 

黒塗りだらけの見事なノリ弁当です。

           

黒塗りされていますが読めるところから推測するに、一応私の指摘を受けて保健所は某クリニックに電話して話をした、とそれだけのようです。

そしてそれだけで終わっています。

 

保健所よ、おまえやる気あるのか、

だめだ、こりゃ・・・。

 

結局保健所が野放しにしているので、某クリニックもやりたい放題といったところのようです。